王直属の“探索者”として軍隊を率い 世界を冒険するシミュレーションRPG 「HoM&M」のベースとなった,約20年前の作品がリメイクされた,ディアブロ3 RMT。2009年の1月末に「日本語マニュアル付き英語版」がリリースされているが,今回紹介するのは4月24日に発売された「完全日本語版」だ 「」は,ロシアのKatauri Interactiveが開発したシミュレーションRPGだ。本作は1990年に発売されたPCゲーム「King’s Bounty」のリメイク作であり,この作品については,オールドゲーマーなら「ヒーローズ オブ マイト&マジック」シリーズの原型,と聞けばピンと来るかもしれない。 そうした経緯を持つ本作が,4月24日にズーより完全日本語版として発売されたので,さっそくレビュー記事をお届けしていこう。 本作の内容は,プレイヤーが王直属の“探索者”となって,エンドリア大陸にて冒険を繰り広げるというもの。PCはさまざまなユニットを率いて,世界各地でクエストをこなしつつ,王から受けた任務を忠実に遂行してくのだ。 勇者(PC)が率いる軍隊はフィールドマップ上を冒険し,マップ上の敵と接触すると戦闘モードへと切り替わる,シンボルエンカウント形式で戦闘が行われる。戦闘モードはターン制&ヘックス状のマップで進行し,このあたりはシミュレーションRPGとしてはオーソドックスな部類といえるだろう。 戦闘画面を見る限り,一度に参加するユニットはそれほど多くない。しかし実はこれらのキャラクターは,それぞれが多数のユニットで構成された“兵団”を示している。一つの兵団は数十から100以上のユニットで構成されており,実際にはパッと見よりもかなり大規模なバトルになる。 ゲームに登場するユニットは合計で90種類以上あり,それぞれ個性豊かなスキルを持ち備えている。雇用できるユニットには,人間やエルフなどといったヒューマノイドのみならず,モンスターも数多く登場し,プレイスタイルによって軍隊全体の雰囲気(と戦術)が大きく変わっていくのだ。 プレイヤーが扮する勇者自身は,戦場モードではユニットとしては登場せず,主に魔法などによる戦闘支援を行っていくことになる。 人間からモンスターまで 個性豊かなユニット達で“兵団”を編成 軍団の長であるPCは,アイオン RMT,世界各地にてユニットを雇用していく。モンスターも積極的に雇えるので,戦闘にもさまざまなバリエーションがある
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