2013年1月25日金曜日

バーチャロン生誕15周年,ビールと共に振り返るその歴史。「 Presents『電脳戦機バーチャロン』編年史(

。 イベントでファンから声をかけられる亙氏をみて,初めてそのスゴさを知ったという村山氏。普段の亙氏は,カレーパンを持って会議に臨む,至って普通(?)の上司だそうだ  そもそもゲーム開発者の中にロボット好きが多く,ロボットゲームの企画書は数多くあったものの,一つも上手くいったものがなかったという。その経験から,ロボットゲームの企画に対する上層部からの評価は非常に厳しかったと,亙氏は述懐する。それこそロボットが好きだなんて言ったら,人格まで否定されかねない勢いだったそうだ。  亙氏も,当時とくにロボットゲームに強い情熱があったわけではなく,どちらかというと“かわいいの”好きだったというが,当時の技術力で可能なことを優先した結果辿り着いたのがOMGとのことで,結果としてその読みは正しかったということだろう。 カトキハジメ氏を起用した理由は?  お次の賳枻希,ダークブラッド RMT?span class="blockquote">「バーチャロイドデザインにカトキハジメ氏を起用した理由」について。ご存じのとおり,本作では作中に登場するすべてのバーチャロイド(以下,VR)が,ガンダムなどのメカデザインで有名な,カトキハジメ氏の手によって生み出されている,ドラクエ10 RMT。 「ガンダム的」リアルとは。亙氏「荒唐無稽なファンタジーに,もっともらしいエキスとしてのミリタリー感をどう加えるか。そんな喩えですね」  これに対して亙氏は,当時のModel2基板の限られたスペックの中で,プレイヤーが100円を投じるに値する,魅力的なメカを登場させるためと答えた。  そもそも当時のセガにはオリジナルのキャラをデザインするための専門部署が存在せず,社内で作ったプロトタイプのVRで勝負に出るのは厳しかったそうだ(このプロトタイプのデザインは,フォースの限定版に同梱の冊子「クロニクル 15」で見ることができる)。OMGのゲーム基板であるModel2は,当時としては最新基板ではあったものの,まだまだ表示できるポリゴン数には限界があった。VR一体に割けるポリゴン数は約350ポリゴン(後に1000ポリゴン強までアップ)で,その制約の中で,プレイヤーが100円を投じるに値するデザインを作り上げなければならない。  そこで白羽の矢を立てたのが,カトキハジメ氏だ。数多くいるメカデザイナーの中でも氏を選んだ理由としては,初代OMGの企画時期に前後して放送されていた「機動戦士Vガンダム」の存在が大きいという
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿