2013年1月20日日曜日

これは秀作。「国盗り頭脳バトル 信長の野望」を遊びながら“対戦ゲーム”というものを考えてみる_4

。  ちなみに,先ほど「兵力が多ければ勝利」と書いたが,「だったら,大兵力でひたすら前進すればいいのか?」と思った人もいるかもしれない。いや普通に考えれば,まったくそのとおり。しかし嬉しいことに,本作のシステムはそんな単純なものではない。というのも,本作のシステムの中でもとくに肝となっている,「戦力の小さい駒から順に行動する」というルールが,非常に良い案配で機能しているからである。つまり,兵力が大きければ大きいほど移動の順番が遅いわけで,小部隊は小回りが効くが,大部隊になると小回りが効かないのだ。ある意味,リアル。  さて,少し考えればお分かりかと思うが,このルールがあることによって,DarkBlood RMT,大兵力には「先手を取られる」というリスクが常に付きまとうことになる。当たり前の話だが,やられると分かっている敵の小部隊が,そのまま何もせずに大部隊の前で待機するということは,基本的にはあり得ない。当然,先に逃げてしまうか,先手をとって攻撃をしかけ,兵力を削りに来るのが定石だ。  本作では,一つの駒だけで攻撃しても,攻撃判定がそのマスにいる全部隊に及ぶという,ちょっと変わったシステムを採用しているのだが,それを逆手に使われて,苦手な兵科の波状攻撃(一コマずつ攻撃を行う)を食らうと,どんな大部隊でもあっという間に壊滅してしまう危険性がある。単純に大兵力を集めれば有利というわけではないのだ。とはいえ,防御の要となる「城」は,一定の戦力がないと落とせないというルールもあり,小部隊ばかりを使えばいいというわけでもない。  兵力をどう分散し,またどのタイミングでどう集結させるか。その兼ね合いがなかなか面白く,非常によく出来ているのである。大部隊と小部隊を巧みに使い分けながら,敵の隙を突いていく面白さは,本作の最もユニークな点であり,また奥深さのゆえんだといえるだろう。 領地の種類は,「金山」「寺院」「街」「馬産地」など多種多様。得られる石高や効果がそれぞれ異なるのだ 「切り札」は,戦局を左右するほどの効果を持つ。切り札カードは一回使うと消えてしまうため,使いどころが肝要だ ターンベースなのにRTSのようなプレイ感覚 排除された駒も,2ターンほど過ぎれば戦線に復帰する  シナリオモードをはじめ,CPU戦がかなり面白い本作だが,本当の面白さは対人戦にあると思う,pso2 rmt。対戦モードは,Wi-Fiを使ったオンライン対戦モードと,ワイヤレス通信モード,そしてダウンロード通信を使ったモードの三つに対応
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