2013年4月7日日曜日

週刊連載「三國志 Online 志は千里に在らずや」第三回を掲載_1

 筆者はプレオープン以前のβテストでもこの作品をプレイしているが,以前に比べると序盤のキャラクターの成長はかなりスピーディになっていることが分かる。いわれるまま,見つかるままに依頼を受けてそれをこなしていくだけでキャラクターはレベル10程度までスーッと育っていった。  依頼の数は以前より絞られており,その内容は,より「三国志らしさ」が感じられるものへと改良されている。目的地の表示機能の追加といったインタフェースの改善もあって,依頼遂行のために悩むようなことはほとんどなくなった。荊州はかなりの早足で駆け抜けるゾーンのように感じられる。  とはいえ,三國志 Onlineでは,ほかの多くのMMORPGと違って複数の戦闘技能を伸ばすことが可能なので,メインで使っているのとは違う戦闘技能を育てたいときには,唯一のスターティングゾーンであるこの荊州に戻ってくることになる。したがって,荊州は「一度駆け抜けたらそれっきり」というわけではない。  そんな荊州には,入門者が「三国志らしさ」を強く感じられるような依頼やNPCが多く配置されている。具体的には“武将”および“武将との関わりが感じられるような内容の依頼”が多く用意されているのだ。ここでは,荊州でのプレイの序盤で体験できる「三国志らしい」のコンテンツの一部を紹介しておこう。  なお,これらの多くは第一次プレオープン以降に追加されたものなので,その頃からプレイを始めていて,早めにキャラクターを成長させていたプレイヤーの中には,新要素をきちんと体験していない人もいることだろう。そんな人は,改めて荊州を巡ってみると新たな発見があって面白いかもしれない。 ●水鏡村  水鏡村の村長「水鏡」は,ただのおじいさんではない。三国志の登場人物の一人【司馬徽】だ。彼は仕官せずに荊州で学問を教えていた人物で,人の才能を見抜く能力に長けていたという。プレイヤーはその彼に才能を見いだされて,この乱世でのキャリアをスタートさせるというわけだ。三國志 Onlineの中では,彼は新参プレイヤーに対してさまざまな助言をしてくれるのに加えて,数多くの依頼も抱えている,ドラゴンクエスト10 RMT。初めはもらえないが,いくつかレベルが上がるともらえるようになる依頼もあるので,ときどき訪ねてチェックするといいだろう。  水鏡村の南門の近くには魏,呉,蜀それぞれの国の募兵役がいる。そしてその横に各勢力の武将が一人ずつ立っている。  魏の募兵役の横にいるのは【カイ越】(蒯越)だ。荊州の主であった【劉表】などに仕えた軍師で,【曹操】は荊州に侵攻した際,そこを攻め落としたことよりも【カイ越】が手に入ったことのほうを喜んだという。また【劉備】が【劉表】に贈った馬《的盧》が凶相を持っていることを見抜いたのも【カイ越】だ。それにちなんでか,【徐庶】の紹介を受けて【カイ越】に会うと『馬泥棒の親玉』という依頼をくれる。この依頼では,【劉備】の乗馬として有名な《的盧》の前の持ち主であるという【張武】や【陳孫】とまみえることになる。  呉の募兵役の側にいるのは【虞翻】という文官だ。彼は能力を高く評価されつつも歯に衣着せぬ発言でたびたび君主の不興をかったといわれる人物である。  蜀の募兵係の近くには【馬良】が立っている。いうまでもなく【馬良】は,優れた人のことを表す「白眉」という故事成語のもとになった人物だ,ドラゴンクエスト10 RMT。水鏡村の北門の近くで受けられる『白眉』という依頼では囲碁試合の招待状の配達を頼まれるが,その届け先がこの【馬良】である。村の囲碁仲間の誰も優秀な【馬良】に勝てないので再戦を申し込む……という筋立てだ。
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